新名神高速道路から 鵜殿(うどの)のヨシを守る

鵜殿ヨシ原の危機は、雅楽の危機です!!

  雅楽の楽器の篳篥(ひちりき)のリードは、大阪・高槻市の淀川河川敷 鵜殿(うどの)ヨシ原のヨシを、平安時代から使ってきました。篳篥のリードのヨシは、世界の中でもこの鵜殿のヨシ原でしか採れません。江戸時代に書かれた古楽書にも「鵜殿の葦(よし)が最高のものである」と書かれ、また明治時代からは宮内庁式部職楽部で使用する篳篥の葦は、現在も鵜殿の葦のみを使用しています。
しかし鵜殿ヨシ原に新名神高速道路着工と今年4月20日に政府は決定しました。
もし高速道路の工事が始まると鵜殿のヨシは絶滅してしまいます。鵜殿ヨシが絶滅することは、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている日本の雅楽の音色の死を意味し、雅楽を絶やすことになります。鵜殿ヨシ原の危機は、雅楽の危機です。
文化・芸術を守り、雅楽を守るために新名神高速道路から鵜殿のヨシを守るために最善の措置をとられますよう関係各位に強くお願いいたします。


「篳篥 蘆舌ヨシと高速道路  雅楽を後世に伝えていくために」(雅楽だより35 pdf)無料公開しています。

篳篥の中村仁美さん管楽器専門月刊誌PIPERS [パイパーズ]2013年5月号のインタビュー記事に鵜殿のヨシの保全を訴えられています。
国際ダブルリード協会から檄文(雅楽だより34 pdf)も寄せられています

東京新聞2012.8.5朝刊に取り上げられました。
「雅楽存続ピンチ 地元大阪 工事中止を」
「世界的文化への冒とく 篳篥のヨシの消滅危機」

「邦楽ジャーナル」7月号(306号)に取り上げられました。詳細はこちら

鵜殿(うどの)ヨシ原ってなに? 「ヨシを 守るためにQ&A」

鵜殿のヨシ原 (緑の木の場所がヨシ原です)


より大きな地図で 鵜殿のヨシ原 を表示

鵜殿のヨシ原に建設予定の高速道路見取り図

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