63号 2020(令和2年)10月

●『雅楽を語る』東儀俊美著 発行      1
(元宮内庁楽部首席楽長で日本芸術院会員でもありました東儀俊美先生の「雅楽だより」に掲載の原稿をまとめました。芝祐靖先生の『初心者のための『雅楽考』』に続いての発行です。各700円です。この2冊で雅楽の概略が分かります。初心者の方には特におすすめの冊子です。)
●「泰家 竜笛音頭考 全」芝祐泰 ①    1
(笛の音頭はどのように吹いたら良いのかという、笛を吹くための極意が実践に即して書かれています。このような内容の著述はこれのみです。)
● 笙について  宮田まゆみ        3
(宮田まゆみさんは次のように書き起こしていきます。
「「笙」という楽器は古代中国で「和」とよばれていた時期があったようです。「和」といえば「調和」の「和」であり「和音」の「和」ですね。数を足すときの「和」でもあり、訓読みでは「やわらぐ」、「なごむ」などとよみます。この「和」という字、もとは二つ異なる起源があるようです。
ひとつは今私たちが使っている形そのままの「和」。もうひとつは「龢」という難しい字です。なんと、画数が「和」の三倍近くあります。」と
数多くの楽器の中でも特に世界中で好まれている笙をさらに深く知るためにぜひお読みください。)
●現代音楽の中の笙   ④
自由即興と「エキゾチックな音楽表現」
清水チャートリー    5
(笙は現代音楽の中でも活躍しています。清水チャートリーさんの連載です。)
●お稽古や演奏会はどうされていますか    7
(2020年はコロナ禍の中で、演奏会の延期や中止、お稽古もままならず各団体はそれぞれに工夫されて活動されています。その活動内容を寄せていただきました。参考になれば幸いです)
●伶楽舎       宮丸直子       7
●雅楽松風会     松久貴郎       8
●天王寺楽所 雅亮会 小野真龍       9
●洋遊会       上野慶夫       9
●平安雅楽会                9
●雅楽道友会                9
●女人舞楽原笙会   生川純子       9
●博雅会       岩佐堅志       10
●多度雅楽会     田中松禄       11
●情報欄