『ヨシ原通信』No.135 2023年1月30日(月)

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『ヨシ原通信』No.135 2023年1月30日(月)
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室(担当 鈴木治夫)

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篳篥を吹く源博雅(『陰陽師 玉手匣 2』より)
ⓒReiko Okano
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[1] 回覧板「ヨシ原焼き」
[2]「つる草抜き」2年目
[3] 今日までの寄付金額
1月30日までの寄付金額 40万7千円(55名、1団体)
[4] 寄付のお願い
[5] 篳篥の不思議と神秘-13 笙の改造
[6]『ヨシ原通信』バックナンバー
[7] 問合せ先

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[1] 回覧板「ヨシ原焼き」

今年のヨシ原焼きは2月19日(日)午前9時点火。
添付は高槻市から地元「市民の皆様へ」の回覧板です。

「2月19日(日)午前9時から正午頃まで実施。
[雨天順延日:2月26日(日)、3月12日(日)]です。

回覧板でヨシ原焼きの意義について、「淀川の自然を守り、ヨシ原の保全・害草・害虫の駆除、不慮の火災防止等を目的として行われる」また「ヨシは水質浄化機能を有しているほか、雅楽器である篳篥(ひちりき)の吹き口としても使われて、ヨシ原焼きにより良質なヨシの生育環境を守ることは、日本の伝統文化の継承にも役立っています」と「ヨシ原焼き」によって篳篥(ひちりき)のリードに使われるヨシについても触れています。

そして「炎が燃え上がらないよう細心の注意を払って行われます。洗濯物にはご注意ください」と。この注意書きは「煙や灰などによって苦情が来る」ことから、事前に「洗濯物などに注意を」との呼びかけです。

年に1回、3時間ほどのヨシ原焼きで、淀川の自然が守られて、ヨシ原の保存、火災防止、篳篥を通しての日本の伝統文化の継承にも役に立っている。
自然が大事だと言われながらも毎年多数の苦情が寄せられるとのことです。2002年からは苦情が多いので「ヨシを倒してから焼く」ことにしたという。
「ヨシ原焼き」の大切さと意義をもっともっと知らせていくことも大事なことですね。

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2002年までは、ヨシを立たせたまま焼いていたので、火の勢いも強くつる草などの種子も焼けたのではないかと言われている。

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40年以上前のヨシ原焼き(写真提供 田口圭介)

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昨年(2022年2月13日)のヨシ原焼きの様子

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[2]「つる草抜き」2年目

★「つる草抜き」予定
※3月25日(土) 午前9時より「つる草抜き」午後1時 ヨシ笛演奏(ヨシ原にて)
26日(日) 午前9時より「つる草抜き」
午後2時半「東儀秀樹ミニコンサート」(雨天決行)本澄寺 無料

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27日(月) 午前9時~午後4時 「つる草抜き」(以下同じ)
28日(火) 29日(水) 30日(木) 31日(金) 4月1日(土)
※4月16日(日) ~ 4月22日(土) 午前9時~午後4時
※5月7日(日) ~ 5月13日(土)  午前9時~午後4時
軍手などお持ちください。
雨の場合は「つる草抜き」はお休みとなります。
☆「ヨシ原通信」また雅楽協議会ホームページにてお知らせします。
詳細はまたご連絡させていただきます。

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[3] 今日までの寄付金額

1月27日までの寄付金額 40万7千円(55名、1団体)
寄付目標金額      600万円
雅楽を伝えていくための寄付をよろしくお願いいたします。また、多くの人にお伝えください。

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[4] 寄付のお願い

「つる草抜き」の活動を続けていくための寄付をお願いしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

寄付振込先
●郵便局は
郵便振込用紙に「ヨシへ寄付」と記入頂き
[口座番号]00140‐5‐614032
[加入者名]雅楽協議会

●銀行は
三井住友銀行 田無支店
普通 4012320

雅楽協議会 鈴木治夫
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[5] 篳篥の不思議と神秘-13

笙の改造

前回は笛の改造について触れました。今回は平安時代に笙がどのように改造されたかについて触れていこうと思います。

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上の写真は正倉院の笙です(『正倉院の楽器』日本経済新聞社 158呉竹笙 北倉)

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こちらは復元した笙です。(復元 鈴木治夫)
現代の笙(下 写真)と比べると一番良く分かるのは、吹き口が短くなっていることです。

吹き口は別の木材で差し込みますので、使用しているとつなぎ目はどうしても息が漏れやすくなっていきます。ですから息漏れを防ぐために長いくちばしを取り去ってしまったのでしょう

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又も写真では良く分からないのですが、根継が頭の穴の径と同じになっており、長年の使用によって根継の竹はやせていき息が漏れていきます。そこで考えられたのが、根継を円錐にして竹がやせた分だけ頭に押し込めば息漏れは少なくできるというものでした。

笙は和音を多く吹くので、息漏れは極力少なくし効率的に息の使用を産み出したものと思います。

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[6]『ヨシ原通信』バックナンバー

『ヨシ原通信』を拡散していただけるとありがたいです。
『ヨシ原通信』のバックナンバーは、下記より読むことが出来ます。

1号~130号
http://gagaku-kyougikai.com/?p=684

131号~
http://gagaku-kyougikai.com/?p=2139

11月18日(金)の「まとめの会」に配布しました資料などは下記のアドレスから見ることが出来ます。
赤對一雄氏、綾史郎氏の原稿や「中間報告」の資料も読めます。
https://drive.google.com/drive/folders/1M4MpYYxGF_GAdzrpjayvbI6BEw6zO8YX

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[7] 問合せ先・連絡先

メール gagakudayori@yahoo.co.jp
℡042-451-8898 ℡090-1538-1693
雅楽協議会 http://gagaku-kyougikai.com

発行 雅楽協議会 ヨシ対策室事務局 担当 鈴木治夫

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