『ヨシ原通信』No.300 2024年5月3日(金)

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『ヨシ原通信』No.300 2024年5月3日(金)
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[1]「目に見えた成果」現れる つる草抜き
『自然と仲間』より
[2]「つる草抜き」今後の日程
[3]『篳篥用ヨシの再生へ』活動記録 冊子発行
[4] 篳篥の蘆舌用ヨシの購入について
[5] 寄付のお願い
[6]『ヨシ原通信』バックナンバー
[7] 問合せ先

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[1]「目に見えた成果」現れる つる草抜き

シニア自然大学校が発行している月間冊子『自然と仲間』5月号に「「上牧・鵜殿」ヨシ原再生に向け 3年目の「つる草抜き活動」」と題する記事が掲載されました。
この記事を書かれた芳澤義範さんは21年前からヨシ原の自然観察やヨシ刈などでヨシ原に訪れ活動されていた経験と知見との実績を踏まえての記事でとても説得力のあるものです。

「2年間の地道なツル抜き活動により、目に見えた成果がでています。(中略)改善が実感できました。(中略) 十分な太さのヨシが数多く芽生え、つる性植物が歴然と少なくなっています」と書かれています。

以下許可を得て、シニア自然大学校「自然と仲間」2024年5月号から転載します。

(以下 転載)

「上牧・鵜殿」ヨシ原再生に向け 3年目の「つる草抜き活動」

2024/3/30から活動を開始

2月号でご案内した、高槻市にある「鵜殿」のヨシ原再生活動が本年も開始されました。この場所は、本校初期より講座の一環として自然観察をしてきたり、冬のヨシ刈で訪れていたり、終了生が保全活動を実施したり、長い間私たちシニア自然大学校は積極的に関りを続けてきた馴染み深い場所です。

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(つる抜き作業 2024年3月30日午前中)

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(ほぼ2週間でヨシはずいぶん育っています。2024年4月14日午前中)

2年間の地道なツル抜き活動により、目に見えた成果がでています。実際に、昨年、更に今年と、改善が実感できます。4月14日に確認しましたが、蘆舌の材料としても、ヨシ笛の材料としても、十分な太さのヨシが数多く芽生えていました。また、手を入れてきた箇所は周りと比べ、つる性植物が歴然と少なくなっています。

今年の活動は、3月23日に開始予定でしたが、雨天で、結果的にキックオフイベントの日の、3月30日(土)が初日になりました。今年は関係者を含め100人がつる草抜き作業に参加しました。初年度と比べると1/4程度と少なめでしたが、本校関係者が多く参加、視認できただけで35人以上は参加されたようです。本校仲間たちに認知されてきていると、心強いものを感じます。

東儀 秀樹 氏による篳篥のミニコンサートは、午後から上牧・鵜殿の近くの本澄寺の境内で開かれ、主催者によれば450人もの人が参加されました。ミニコンサートとのふれ込みでしたが、昨年同様1時間以上、10数曲に及ぶ本格的な演奏に、参加者は聴きいっていました。今年は、上牧のヨシ笛演奏グループ「鵜殿かわせみ」の皆さんのヨシ笛演奏が東儀氏のコンサートに先駆け披露されました。その冒頭、木村 和男氏(上牧実行組合、ヨシの生産農家) から、篳篥向けとヨシ笛むけでは、同じヨシでも太さや長さが違うことなどが紹介されていました。

初年度はコンサートの写真撮影、録音・録画は禁止でしたが、今回は、東儀氏は「今日撮られた写真や動画、自由に使ってください。SNSへの掲載もかまいません。鵜殿のヨシ原再生活動のことを拡散して下さい」と呼びかけていました。東儀氏は、この3年間全く無償でこのコンサートを行われています。言わずもがな、「ツル抜き活動に参加しましょう」という呼びかけでしょう。

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(昨年同様、お堂の回廊で演奏される東儀氏とご子息の典親さん(通称「ちっち」)
写真上は、アンコールでのレットイットビー、東儀氏親子のデュエットは貴重な場面)

夏時間(6月下旬から朝8時から11時)になると、電車で活動される方は朝が大変でしょうが、途中からの参加でも構わないと思います。多くの方が、少しずつ参加することにより、ヨシ原が再生され、貴重な植物も復活していきます。

14日には、絶滅危惧種の植物や、専門家があり得ないというアマチャヅルが当たり前のように見られました。皆様の今後のご参加をお待ちします。

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(専門家も生えてきたのはあり得ないというアマチャヅル)

今年の活動計画は、雨天などで変更されることが多そうです。つる草抜きの詳細は、雅楽協議会のサイト(http://gagaku-kyougikai.com)の『ヨシ原通信』に掲載されていますので事前の確認が必須です。(このヨシ原再生活動は、雅楽協議会主催で行われています。)

(広報 芳澤)

(転載はここまで。写真を一部変更しています)

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(オドリコソウ 2023年3月27日ヨシ原にて)

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(ヒメオドリコソウ 2023年4月3日ヨシ原にて)

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[2]「つる草抜き」2024年 日程

第3クールは、参加を予定されていた方も、雨で参加を見合わせざるを得ない方も多かったと思います。
参加いただいた皆様 ありがとうございます。

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(2024年4月29日)

次は第4クール(5月18日~)となります。
日程は天候やつる草の伸び具合で、変更の場合もあります。
都合をつけてご参加いただけますようお願いいたします。寄付も募っています。

第4クール 5月18 (土) /19日(日) /20(月)   ※1
第5クール 6月3(月) /4(火) /5(水)  ※1
第6クール 6月22(土) /23(日) /24(月) (夏時間) ※2
第7クール 7月8(月) /9(火) /10(水) (夏時間) ※2
第8クール 7月22(月) /23(火) (夏時間) ※2
第9クール 8月3(土) /4(日) (夏時間) ※2
第10クール 8月20(火)/ 8/21(水)   (夏時間) ※2
※1の 第1クールから第5クールは、9時から午後4時です。
※2の 第6クールから第10クールは、夏時間8時から11時です。トイレは使用できません。
※雨天の場合は中止です。また天気予報で、「雨の予報」の場合、中止になる可能性が高いです。
「中止」の場合はこの『ヨシ原通信』などでお知らせします。

●受付・休憩場所はつる草抜きの現場です。堤防から見えますが、歩いて10分ほどかかります。
(4月は堤防の上(旧山崎出張所付近)より見つけられます。)
「つる草抜き」は朝9時から夕方4時までですが、受付専用の事務員がいるわけではありませんので、ボランティアの方の受付は、基本的に9時と1時とになります。ご了承ください。
(問合せ先は 090-1538-1693 雅楽協議会・鈴木となります)

●持物 鎌などはありますが、手袋(軍手)や帽子、飲み物・食べ物などは持参ください。
天候により寒い日もありますので、ジャンパーなども

●ボランティア保険(障害保険 ケガや熱中症)に今年も入っています。氏名の記載をお願いしています。 保険料はこれまで同様に雅楽協議会が支払います。
●トイレはNEXCO西日本の工事場の男女別のトイレを今年も借用します。
(6月中旬からは、台風などの影響を避けるため工事関連は全て撤去されますので、トイレも無くなります)

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[3] つる草抜き 活動記録 『篳篥用ヨシの再生へ ~上牧・鵜殿ヨシ原~』冊子発行

「つる草抜き」は3年目になります。なぜ篳篥用ヨシが悪くなっていったのかなど疑問に思うこと、つる草抜きの意義や活動などを記録しました。
鈴木治夫 著 発行: 2024年3月 雅楽協議会 サイズ:A4 頁数:54頁 定価 1,100円(税込)
問合せ・購入 https://musashino-gakki.com/product/?p=100701
武蔵野楽器 ℡03-5902-7281
上記アドレスより申し込めます。

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[4] 篳篥の蘆舌用ヨシの購入について

「つる草抜き」エリアの篳篥蘆舌用のヨシを購入希望の方は下記へご連絡ください。
連絡先・問合せ先 メールアドレス
kimura7633@gmail.com (上牧実行組合 木村和男氏)

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[5] 寄付のお願い

篳篥用ヨシ再生(つる草抜き)への寄付振込先

●郵便局は
郵便振込用紙に「ヨシへ寄付」と記入頂き
[口座番号]00140‐5‐614032
[加入者名]雅楽協議会

●銀行は
三井住友銀行 田無支店
普通 4012320
雅楽協議会 鈴木治夫

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[6]『ヨシ原通信』バックナンバー

『ヨシ原通信』のバックナンバーは、下記より読むことが出来ます。
http://gagaku-kyougikai.com/?p=4033
http://gagaku-kyougikai.com/?p=2139

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[7] 問合せ先・連絡先

メール gagakudayori@yahoo.co.jp
℡042-451-8898 ℡090-1538-1693
雅楽協議会 http://gagaku-kyougikai.com
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室 担当 鈴木治夫

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篳篥を吹く源博雅(『陰陽師 玉手匣 2』より)ⓒReiko Okano

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『ヨシ原通信』No.299 2024年4月29日(月)

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『ヨシ原通信』No.299 2024年4月29日(月)
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[1] 4月30日「つる草抜き」は中止
5月1日、2日は行います。
[2]「つる草抜き」今後の日程
[3]『篳篥用ヨシの再生へ』活動記録 冊子発行
[4] 篳篥の蘆舌用ヨシの購入について
[5] 寄付のお願い
[6]『ヨシ原通信』バックナンバー
[7] 問合せ先

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[1] 4月30日(火)「つる草抜き」は「中止」

5月1日(水)、2日(木)は行います。
4月30日は午前中に雨は上がるそうですが、雨でヨシやオギの葉にしずくが残り、びっしょりと濡れてしまいますので、雨は上がると思いますが作業は「中止」とさせていただきます。
5月1日、2日は雨の予報が曇、晴れと変わりましたので、予定通り作業を行います。
ヨシは背丈以上に伸びています。(写真) 気をつけてケガなどご注意ください。
また、気温も上がりそうです。飲み水など余分にご持参ください。熱中症にもご注意を。
(鎌などによるケガや熱中症にも適用されるボランティア保険に加入しています)

image001背丈以上にヨシは伸びています。

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[2]「つる草抜き」2024年 日程

第3クール、4月30日「中止」5月1日、2日は「つる草抜き」を行います。
都合をつけてご参加いただけるとありがたいです。寄付も募っています。

第3クール 5月1(水)/2日(木)   ※1
第4クール 5月18 (土) /19日(日) /20(月)   ※1
第5クール 6月3(月) /4(火) /5(水)  ※1
第6クール 6月22(土) /23(日) /24(月) (夏時間) ※2
第7クール 7月8(月) /9(火) /10(水) (夏時間) ※2
第8クール 7月22(月) /23(火) (夏時間) ※2
第9クール 8月3(土) /4(日) (夏時間) ※2
第10クール 8月20(火)/ 8/21(水)   (夏時間) ※2

※1の 第1クールから第5クールは、9時から午後4時です。
※2の 第6クールから第10クールは、夏時間8時から11時です。トイレは使用できません。
※雨天の場合は中止です。また天気予報で、「雨の予報」の場合、中止になる可能性が高いです。
「中止」の場合はこの『ヨシ原通信』などでお知らせします。

●受付・休憩場所はつる草抜きの現場です。堤防から見えますが、歩いて10分ほどかかります。
(4月は堤防の上(旧山崎出張所付近)より見つけられます。)
「つる草抜き」は朝9時から夕方4時までですが、受付専用の事務員がいるわけではありませんので、ボランティアの方の受付は、基本的に9時と1時とになります。ご了承ください。
(問合せ先は 090-1538-1693 雅楽協議会・鈴木となります)

●持物 鎌などはありますが、手袋(軍手)や帽子、飲み物・食べ物などは持参ください。
天候により寒い日もありますので、ジャンパーなども

●ボランティア保険(障害保険 ケガや熱中症)に今年も入っています。氏名の記載をお願いしています。 保険料はこれまで同様に雅楽協議会が支払います。
●トイレはNEXCO西日本の工事場の男女別のトイレを今年も借用します。
(6月中旬からは、台風などの影響を避けるため工事関連は全て撤去されますので、トイレも無くなります)

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[3] つる草抜き 活動記録 『篳篥用ヨシの再生へ ~上牧・鵜殿ヨシ原~』冊子発行

「つる草抜き」は3年目になります。なぜ篳篥用ヨシが悪くなっていったのかなど疑問に思うこと、つる草抜きの意義や活動などを記録しました。
鈴木治夫 著 発行: 2024年3月 雅楽協議会 サイズ:A4 頁数:54頁 定価 1,100円(税込)
問合せ・購入 https://musashino-gakki.com/product/?p=100701
武蔵野楽器 ℡03-5902-7281

上記アドレスより申し込めます。

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[4] 篳篥の蘆舌用ヨシの購入について

「つる草抜き」エリアの篳篥蘆舌用のヨシを購入希望の方は下記へご連絡ください。
連絡先・問合せ先 メールアドレス
kimura7633@gmail.com (上牧実行組合 木村和男氏)

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[5] 寄付のお願い

篳篥用ヨシ再生(つる草抜き)への寄付振込先

●郵便局は
郵便振込用紙に「ヨシへ寄付」と記入頂き
[口座番号]00140‐5‐614032
[加入者名]雅楽協議会

●銀行は
三井住友銀行 田無支店
普通 4012320
雅楽協議会 鈴木治夫

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[6]『ヨシ原通信』バックナンバー

『ヨシ原通信』のバックナンバーは、下記より読むことが出来ます。
http://gagaku-kyougikai.com/?p=4033
http://gagaku-kyougikai.com/?p=2139

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[7] 問合せ先・連絡先

メール gagakudayori@yahoo.co.jp
℡042-451-8898 ℡090-1538-1693
雅楽協議会 http://gagaku-kyougikai.com
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室 担当 鈴木治夫

篳篥を吹く源博雅(『陰陽師 玉手匣 2』より)ⓒReiko Okano

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『ヨシ原通信』No.298 2024年4月27日(土)

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『ヨシ原通信』No.298 2024年4月27日(土)
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[1] 上牧小学校 草抜き
[2] オオヨシキリ 鳴き始める
[3] 導水路のその後 「今年はカナムグラの水攻めは期待できそう」
[4]「つる草抜き」今後の日程
[5]『篳篥用ヨシの再生へ』活動記録 冊子発行
[6] 篳篥の蘆舌用ヨシの購入について
[7] 寄付のお願い
[8]『ヨシ原通信』バックナンバー
[9] 問合せ先

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[1] 上牧小学校 生徒さんら80名「草抜き」

上牧実行組合の木村和男さんから上牧小学校の生徒さんたち80名が「つる草抜き」の体験の報告がありました。木村和男さんからのメールです。
「上牧小学校5・6年生80名でよし原のつる草抜きを行いました。
気温の上昇によりヨシが生徒の背より高く伸びて草取りが大変でした。
カナムグラを採る予定でしたが雑草の背も伸びて見つけるのが難しく
比較的分かりやすいヤブガラシをメインに採りました。

生徒たちも良い体験が出来て喜んでいました。」

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「ヨシ原は故郷であり大切なもの」とは上牧小学校の校長先生の言葉です。

まさにその通りで「上牧・鵜殿のヨシ原は、三千年前から存在し、希少種・絶滅危惧種の宝庫とも言われるいろいろな動物や植物が生活しています。「上牧・鵜殿のヨシ原」の豊かな自然を子供たちに渡して行ければと願っています。」

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[2] オオヨシキリ 鳴き始める

ヨシ原にはいろいろな花が咲いています。
オオヨシキリが鳴き始めましたと角南さんから動画が送られてきました。
添付します。4月26日のヨシ原でオオヨシキリのさえずりが聞こえます。
是非聞いてみてください。

(動画 角南さん撮影)

オオヨシキリは渡り鳥で ヨシの葉を切り裂いて巣を作り、卵を産みます。

ヒナをかえして、また南の島に飛んでいくようです。
4月下旬にはやってくるのですね。オオヨシキリがいつまでも海を渡ってこのヨシ原に来られると良いですね。
オオヨシキリのさえずりでした。5月6月になるともっと大きな声で聞こえてきます。

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この写真は2022年5月24日のオオヨシキリです。大きさはスズメとあまり変わりませんね。

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この巣はヒナが巣立って行った後の写真です。子育て中は巣には近づかないようにしています。

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ヨシ原にはたくさんのお花たちが咲いています。是非見に来てください。 (写真 角南さん)

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[3] 導水路のその後 「今年はカナムグラの水攻めは期待できそう」

導水路には水が流され管理道路の近くにも水がやってきています。

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(導水路の水が管理道路の脇までやつてきています。カナムグラの水攻め上手くいくと良いですね。2024.4.12)
以下は綾史郎さんからの報告です。
「導水路の通水の方は、ほぼ連日、観測に行っています。以下は、とりあえずの報告です。
ポンプ1.5台分の稼働が10日午後からはじまっておりますが、淀川本川水位が平水位
(高浜量水標水位-4.4m程度)では、少し足りなくて、なかなか導水路の水位が上昇しなく、
第2渡りぐらいまでは水深が浅くて、導水路内の小高い箇所のカナムグラの水死には至らなかったのですが、

琵琶湖からの放水量が増えたり、降雨があったりして高浜水位が1mほど上昇(高浜水位-3.4m)した17日以降は、水位上昇が大きくなり、導水路下流部や導水路外の排水地に浸水しており、昨日(20日土曜日夕方)には、導水路のほぼ最下流端で水深50㎝を越え、NEXCOの橋脚あたりの導水路外(本川側)、橋脚下流の堤防側、導水路末端堤防側の低地も30㎝程度は浸水しているので、このまま暫く続けば、カナムグラの水攻めは期待できそうです。」 と連絡いただいています。

カナムグラの水攻めが出来ると良いですね。期待します。

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(導水路をとうとうと流れる水。 2024.4.12)

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[4]「つる草抜き」2024年 日程

第3クール(4/30、5/1)の現在の天気予報は、雨の予報もあります。
天気には逆らえませんので、雨の場合は「中止」となります。ご了承ください。
都合をつけてご参加いただけるとありがたいです。寄付も募っています。

第3クール 4月30(火)/5/1(水)/2(木)   ※1
第4クール 5月18 (土) /19日(日) /20(月)   ※1
第5クール 6月3(月) /4(火) /5(水)  ※1
第6クール 6月22(土) /23(日) /24(月) (夏時間) ※2
第7クール 7月8(月) /9(火) /10(水) (夏時間) ※2
第8クール 7月22(月) /23(火) (夏時間) ※2
第9クール 8月3(土) /4(日) (夏時間) ※2
第10クール 8月20(火)/ 8/21(水)   (夏時間) ※2

※1の 第1クールから第5クールは、9時から午後4時です。
※2の 第6クールから第10クールは、夏時間8時から11時です。トイレは使用できません。
※雨天の場合は中止です。また天気予報で、「雨の予報」の場合、中止になる可能性が高いです。
「中止」の場合はこの『ヨシ原通信』などでお知らせします。

●受付・休憩場所はつる草抜きの現場です。堤防から見えますが、歩いて10分ほどかかります。
(4月は堤防の上(旧山崎出張所付近)より見つけられます。)
「つる草抜き」は朝9時から夕方4時までですが、受付専用の事務員がいるわけではありませんので、ボランティアの方の受付は、基本的に9時と1時とになります。ご了承ください。
(問合せ先は 090-1538-1693 雅楽協議会・鈴木となります)
●持物 鎌などはありますが、手袋(軍手)や帽子、飲み物・食べ物などは持参ください。
天候により寒い日もありますので、ジャンパーなども
●ボランティア保険(障害保険 ケガや熱中症)に今年も入っています。氏名の記載をお願いしています。 保険料はこれまで同様に雅楽協議会が支払います。
●トイレはNEXCO西日本の工事場の男女別のトイレを今年も借用します。
(6月中旬からは、台風などの影響を避けるため工事関連は全て撤去されますので、トイレも無くなります)

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[4] つる草抜き 活動記録 『篳篥用ヨシの再生へ ~上牧・鵜殿ヨシ原~』冊子発行

「つる草抜き」は3年目になります。なぜ篳篥用ヨシが悪くなっていったのかなど疑問に思うこと、つる草抜きの意義や活動などを記録しました。
鈴木治夫 著 発行: 2024年3月 雅楽協議会 サイズ:A4 頁数:54頁 定価 1,100円(税込)
問合せ・購入 https://musashino-gakki.com/product/?p=100701
武蔵野楽器 ℡03-5902-7281
上記アドレスより申し込めます。

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[5] 篳篥の蘆舌用ヨシの購入について

「つる草抜き」エリアの篳篥蘆舌用のヨシを購入希望の方は下記へご連絡ください。
連絡先・問合せ先 メールアドレス
kimura7633@gmail.com (上牧実行組合 木村和男氏)

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[6] 寄付のお願い

篳篥用ヨシ再生(つる草抜き)への寄付振込先

●郵便局は
郵便振込用紙に「ヨシへ寄付」と記入頂き
[口座番号]00140‐5‐614032
[加入者名]雅楽協議会

●銀行は
三井住友銀行 田無支店
普通 4012320
雅楽協議会 鈴木治夫

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[7]『ヨシ原通信』バックナンバー

『ヨシ原通信』のバックナンバーは、下記より読むことが出来ます。
http://gagaku-kyougikai.com/?p=4033
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[8] 問合せ先・連絡先

メール gagakudayori@yahoo.co.jp
℡042-451-8898 ℡090-1538-1693
雅楽協議会 http://gagaku-kyougikai.com
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室 担当 鈴木治夫

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篳篥を吹く源博雅(『陰陽師 玉手匣 2』より)ⓒReiko Okano

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『ヨシ原通信』No.297 2024年4月25日(木)

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『ヨシ原通信』No.297 2024年4月25日(木)
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[1] ヨシペンで描く
[2] ヨシの成長
ヤブガラシも成長
[3]「つる草抜き」今後の日程
[4]『篳篥用ヨシの再生へ』活動記録 冊子発行
[5] 篳篥の蘆舌用ヨシの購入について
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[7]『ヨシ原通信』バックナンバー
[8] 問合せ先

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[1] ヨシペンで描く

「先日の東儀さんミニコンサートに遠路(大阪府豊能郡豊能町)から参加してくださった方が、ヨシ筆と言うかヨシペンで制作された作品を寄せてくださいました」と安田千明さんから連絡を頂きました。

ヨシを細工して筆とペンを自作され、絵を画かれています。ヨシはこのようにも使えるのですね。素晴らしいですね。

image001ヨシを細工してヨシペンとヨシ筆に自作しています。

image003ヨシの先端をいろいろに細工してペンにも筆にも加工しています。
これらのヨシペンやヨシ筆で描かれたのが作品 ↓

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[2] ヨシの成長

ヤブガラシも成長
ヨシは1m~1m50㎝に、順調に生育しています。

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篳篥ヨシのエリア11番の辺りより

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篳篥ヨシのエリアより下流側を望む

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ヨシの周りにはつる草(ヤブガラシ)も伸び始めています。
(写真 角南宏さん)

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[3]「つる草抜き」2024年 日程

第3クール(4/30、5/1)の現在の天気予報は、雨の予報もあります。
天気には逆らえませんので、雨の場合は「中止」となります。ご了承ください。
都合をつけてご参加いただけるとありがたいです。寄付も募っています。

第3クール 4月30(火)/5/1(水)/2(木)   ※1
第4クール 5月18 (土) /19日(日) /20(月)   ※1
第5クール 6月3(月) /4(火) /5(水)  ※1
第6クール 6月22(土) /23(日) /24(月) (夏時間) ※2
第7クール 7月8(月) /9(火) /10(水) (夏時間) ※2
第8クール 7月22(月) /23(火) (夏時間) ※2
第9クール 8月3(土) /4(日) (夏時間) ※2
第10クール 8月20(火)/ 8/21(水)   (夏時間) ※2

※1の 第1クールから第5クールは、9時から午後4時です。
※2の 第6クールから第10クールは、夏時間8時から11時です。トイレは使用できません。
※雨天の場合は中止です。また天気予報で雨の予報の場合、中止になる可能性が高いです。
「中止」の場合はこの『ヨシ原通信』などでお知らせします。

●受付・休憩場所はつる草抜きの現場です。堤防から見えますが、歩いて10分ほどかかります。
(4月は堤防の上(旧山崎出張所付近)より見つけられます。)
「つる草抜き」は朝9時から夕方4時までですが、受付専用の事務員がいるわけではありませんので、ボランティアの方の受付は、基本的に9時と1時とになります。ご了承ください。
(問合せ先は 090-1538-1693 雅楽協議会・鈴木となります)

●持物 鎌などはありますが、手袋(軍手)や帽子、飲み物・食べ物などは持参ください。
天候により寒い日もありますので、ジャンパーなども

●ボランティア保険(障害保険 ケガや熱中症)に今年も入っています。氏名の記載をお願いしています。 保険料はこれまで同様に雅楽協議会が支払います。
●トイレはNEXCO西日本の工事場の男女別のトイレを今年も借用します。
(6月中旬からは、台風などの影響を避けるため工事関連は全て撤去されますので、トイレも無くなります)

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[4] つる草抜き 活動記録 『篳篥用ヨシの再生へ ~上牧・鵜殿ヨシ原~』冊子発行

「つる草抜き」は3年目になります。なぜ篳篥用ヨシが悪くなっていったのかなど疑問に思うこと、つる草抜きの意義や活動などを記録しました。
鈴木治夫 著 発行: 2024年3月 雅楽協議会 サイズ:A4 頁数:54頁 定価 1,100円(税込)
問合せ・購入 https://musashino-gakki.com/product/?p=100701
武蔵野楽器 ℡03-5902-7281

上記アドレスより申し込めます。

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[5] 篳篥の蘆舌用ヨシの購入について

「つる草抜き」エリアの篳篥蘆舌用のヨシを購入希望の方は下記へご連絡ください。
連絡先・問合せ先 メールアドレス
kimura7633@gmail.com (上牧実行組合 木村和男氏)

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[6] 寄付のお願い

篳篥用ヨシ再生(つる草抜き)への寄付振込先

●郵便局は
郵便振込用紙に「ヨシへ寄付」と記入頂き
[口座番号]00140‐5‐614032
[加入者名]雅楽協議会

●銀行は
三井住友銀行 田無支店
普通 4012320
雅楽協議会 鈴木治夫

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[7]『ヨシ原通信』バックナンバー

『ヨシ原通信』のバックナンバーは、下記より読むことが出来ます。
http://gagaku-kyougikai.com/?p=4033
http://gagaku-kyougikai.com/?p=2139

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[8] 問合せ先・連絡先

メール gagakudayori@yahoo.co.jp
℡042-451-8898 ℡090-1538-1693
雅楽協議会 http://gagaku-kyougikai.com
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室 担当 鈴木治夫

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篳篥を吹く源博雅(『陰陽師 玉手匣 2』より)ⓒReiko Okano

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『ヨシ原通信』No.296 2024年4月23日(水)

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『ヨシ原通信』No.296 2024年4月23日(水)
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[1]「ヨシ原は故郷であり大切なもの」
上牧小学校 校長高田先生より
[2]  アレチウリ
既にヨシ原に侵入
[3]「つる草抜き」今後の日程
[4]『篳篥用ヨシの再生へ』活動記録 冊子発行
[5] 篳篥の蘆舌用ヨシの購入について
[6] 寄付のお願い
[7]『ヨシ原通信』バックナンバー
[8] 問合せ先

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[1]「ヨシ原は故郷であり大切なもの」

上牧小学校 校長高田先生より

今年も「つる草抜き」エリアでは、すくすくとヨシが育っています。
コロナが過ぎてから「つる草抜き」でヨシの生えているヨシ原へ近隣の子供たちが学校の先生に引率されて何回もヨシ原へ「探検」や「つる草抜き」、「ちまき用のヨシの葉を採取」に来られます。
上牧・鵜殿のヨシ原は、三千年前から存在し、希少種・絶滅危惧種の宝庫とも言われるいろいろな動物や植物が生活しています。「上牧・鵜殿のヨシ原」の豊かな自然を子供たちに渡して行ければと願っています。

上牧小学校 校長 高田聖美先生より連絡を頂きました。了解を得て掲載します。引用はここから↓

「(挨拶 略)

冊子『篳篥用ヨシの再生へ~上牧・鵜殿ヨシ原~』を送っていただきありがとうございました。読ませていただきました。
とても詳しく歴史的地理的な内容で内容の詳しさにびっくりしたり、また知らない内容を知り、驚いたりしました。とても貴重な資料をいただきありがたいです。
今年度もたくさんの教員が入れ替わり、ちょうど来週あたりに校内研修として職員に鵜殿や上牧のヨシ原について話をしようと思っていたところです。
昨年度末には、アトリエMAYさんからヨシ紙を頂き、卒業証書として子どもたちに渡しました。

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(子供たちに渡されたヨシ紙による卒業証書)

今年度は、コミュニティスクールという学校を中心とした地域で子どもを育てるという取り組みが本格的に始まります。
上牧の子どもたちにとってヨシ原は故郷であり大切なものだという気持ちをますます持ってもらえるような、学校としての取り組みもまた、進めていきたいと思います。
今週から来週にかけて子どもたちの鵜殿探検やつる草抜き(まねごとですが、、、)木村和男さんにご案内いただいて行かせていただきます。

(以下 略)」

引用はここまで

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ヨシ原へ 探検とつる草抜き 上牧小学校生徒のみなさん 2023年5月2日

4

ヨシ原へ 探検とつる草抜き 上牧小学校生徒のみなさん 2023年5月2日

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ヨシ原へ 五領小学校生徒のみなさん 2022年5月17日

[2] アレチウリ

既にヨシ原に侵入
前号で「アレチウリ」は「ほとんど見ない」と私が書きましたが、綾史郎さん(淀川河川事務所環境委員会前委員・大阪工業大学名誉教授)より下記の連絡をいただきました。
「アレチウリは既にヨシ原の中に侵入していて、下流の2本の送電鉄塔の間に、夏には大きな群落を作っています。
つる草抜き区と管理用道路を挟んで反対の本川側のクズが蔓延っているところにも散見されます。こちらはクズとともに篳篥ヨシ区への侵入をどうあっても阻まねばいけません。」
とのことです。

「つる草抜き」エリアでは、見られないだけで、もう少し下流側(下の写真の鉄塔あたり)には、アレチウリがたくさん生えているそうです。

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上写真 つる草抜きのエリア(11番)より下流側を望む。中央に見える鉄塔あたりにアレチウリが群生しているとのこと。(2024年3月)

アレチウリとクズを見分ける動画↓です。1分20秒過ぎから4分程度です。 参考にご覧ください。

「つる草抜き」エリアと管理道路を挟んで淀川側はクズがたくさん生えてきます。クズもアレチウリと同じでヨシ原に侵入させてしまうと大変な事になるようです。
車が通れる幅しか離れていませんので、充分に注意していかないといけませんね。

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上写真 アレチウリ

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上の写真の左側は、くずの群落 その左側は淀川 道路の右側は「つる草抜き」エリア20番辺りより

道路と淀川の間はくずが生い茂っています。
ここにアレチウリが「散見」されると言います。気をつけないといけませんね。

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[3]「つる草抜き」2024年 日程

第2クールが4月14日に終わりましたので、次は第3クールからです。
都合をつけてご参加いただけるとありがたいです。寄付も募っています。

第3クール 4月30(火)/5/1(水)/2(木)   ※1
第4クール 5月18 (土) /19日(日) /20(月)   ※1
第5クール 6月3(月) /4(火) /5(水)  ※1
第6クール 6月22(土) /23(日) /24(月) (夏時間) ※2
第7クール 7月8(月) /9(火) /10(水) (夏時間) ※2
第8クール 7月22(月) /23(火) (夏時間) ※2
第9クール 8月3(土) /4(日) (夏時間) ※2
第10クール 8月20(火)/ 8/21(水)   (夏時間) ※2

※1の 第1クールから第5クールは、9時から午後4時です。
※2の 第6クールから第10クールは、夏時間8時から11時です。トイレは使用できません。
※雨天の場合は中止です。また天気予報で雨の予報の場合、中止になる可能性が高いです。
「中止」の場合はこの『ヨシ原通信』などでお知らせします。

●受付・休憩場所はつる草抜きの現場です。堤防から見えますが、歩いて10分ほどかかります。
(4月は堤防の上(旧山崎出張所付近)より見つけられます。)
「つる草抜き」は朝9時から夕方4時までですが、受付専用の事務員がいるわけではありませんので、ボランティアの方の受付は、基本的に9時と1時とになります。ご了承ください。
(問合せ先は 090-1538-1693 雅楽協議会・鈴木となります)

●持物 鎌などはありますが、手袋(軍手)や帽子、飲み物・食べ物などは持参ください。
天候により寒い日もありますので、ジャンパーなども

●ボランティア保険(障害保険 ケガや熱中症)に今年も入っています。氏名の記載をお願いしています。 保険料はこれまで同様に雅楽協議会が支払います。
●トイレはNEXCO西日本の工事場の男女別のトイレを今年も借用します。
(6月中旬からは、台風などの影響を避けるため工事関連は全て撤去されますので、トイレも無くなります)

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[4] つる草抜き 活動記録 『篳篥用ヨシの再生へ ~上牧・鵜殿ヨシ原~』冊子発行

「つる草抜き」は3年目になります。なぜ篳篥用ヨシが悪くなっていったのかなど疑問に思うこと、つる草抜きの意義や活動などを記録しました。
鈴木治夫 著 発行: 2024年3月 雅楽協議会 サイズ:A4 頁数:54頁 定価 1,100円(税込)
問合せ・購入 https://musashino-gakki.com/product/?p=100701
武蔵野楽器 ℡03-5902-7281
上記アドレスより申し込めます。

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[5] 篳篥の蘆舌用ヨシの購入について

「つる草抜き」エリアの篳篥蘆舌用のヨシを購入希望の方は下記へご連絡ください。
連絡先・問合せ先 メールアドレス
kimura7633@gmail.com (上牧実行組合 木村和男氏)

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[6] 寄付のお願い

篳篥用ヨシ再生(つる草抜き)への寄付振込先

●郵便局は
郵便振込用紙に「ヨシへ寄付」と記入頂き
[口座番号]00140‐5‐614032
[加入者名]雅楽協議会

●銀行は
三井住友銀行 田無支店
普通 4012320
雅楽協議会 鈴木治夫

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[7]『ヨシ原通信』バックナンバー

『ヨシ原通信』のバックナンバーは、下記より読むことが出来ます。
http://gagaku-kyougikai.com/?p=4033
http://gagaku-kyougikai.com/?p=2139

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[8] 問合せ先・連絡先

メール gagakudayori@yahoo.co.jp
℡042-451-8898 ℡090-1538-1693
雅楽協議会 http://gagaku-kyougikai.com
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室 担当 鈴木治夫

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篳篥を吹く源博雅(『陰陽師 玉手匣 2』より)ⓒReiko Okano

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