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『ヨシ原通信』No.31(2022年4月25日(月))
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室事務局(担当 鈴木治夫)
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[1] 4月は終わりました。ありがとうございました
[2] 5月・6月の予定は白紙
[3] 今日(4月24日)のヨシ原
[4] 寄付のお願い
[5] 問合せ先
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[1] 4月の「つる草抜き」は終わりました。
4月の最終日、前日の天気予報は曇りでしたが、朝から雨が降りだし、急遽中止としました。お越しいただいた方、連絡が行き届かず申し訳ございません。
4月10日の初日は、東儀秀樹さんのご協力により午後から本澄寺で「東儀秀樹ミニコンサート」を無料で開催することが出来ました。このコンサートもあり午前中の「つる草抜き」には400名という多くの方々の手で「つる草(カナムグラ)」を抜くことが出来ました。初日に350㎏もの多くのカナムグラを抜くことが出来ましたので、その後のカナムグラを抜く作業がとても楽になりました。
15日間(雨などで6日間休み)の連続でしたが、抜いた草の量は2t(2000㎏)を越えたようです。もし、何もしなかったら、カナムグラ、ヤブガラシ、オオブタクサ、セイタカアワダチソウなどがそっくり残ったことになり、ヨシを押し倒し枯らしていったでしょう。そして、昨年以上の「篳篥用ヨシ」の「全滅」は、火を見るよりも明らかでした。
多くの皆さまの知恵と力を寄せてくださいましたので、なんとか最悪の事態は避けられたのではないかと思います。本当にありがとうございました。まだまだ油断はできませんが、葦牙(あしかび)の神の声に耳を傾けながら「篳篥用ヨシの再生」と「ヨシ原の再生」に取り組んでいきたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。
4月10日の「つる草抜き」400人で抜きました。向うに見えるのが天王山と男山 ヨシは20㎝余
4月23日(『ヨシ原通信』30号)の同じ場所からの写真と比べるとヨシは(1m60㎝余)となっていて成長の早さが分かります。計算すると1日10㎝以上伸びている。
4月10日 本澄寺で「東儀秀樹ミニコンサート」に600名が参加。本堂に入りきれない人たちの為に外でも演奏する東儀秀樹さん
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[2] 5月の日程などは白紙。後日お知らせします。
多くの皆さまのご協力により、4月の「つる草抜き」の活動が当初の予想より順調に進んでいくことが出来ました。今後の日程や方法などは、ヨシの成長の具合、つる草などの様子を見ながら、植物の専門家の方とも相談し、一番良い方法や日程などを検討していきたいと考えていきます。これまで予定していました5月、6月の日程を一旦白紙とさせていただきます。皆様のご協力に感謝いたします。本当にありがとうございました。
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[3] 今日(4月24日)のヨシ原
★雨のヨシ原を歩きました。ヨシ原の中に水たまりはありませんでしたが、大地はたくさんの水を吸ってふかふかのじゅうたんの上を歩くようでした。運動靴がすぐに水浸しとなりました。初日は太陽が照る春の日差しでした。最終日は空からの水の恵みでした。太陽と水とでヨシの命を育てていくのでしょう。ヨシの成長の速さと生命力は驚きの連続で、自然の偉大なる神秘を肌で感じた15日間でした。
4月24日(日) 天王山・男山方面を望む。しかし雨で写っているのはヨシのみです。
ヨシの葉にしずく。雨が降っていますが、写真には写りませんでした。
★4月の最終日、24日(日)曇りの予報に反して朝から雨でした。急遽中止としました。ほとんど連絡が届かず多くの方にご迷惑をおかけしました。
4月8日に上牧・鵜殿ヨシ原に入り、24日までの17日間ホテル暮らしでした。ヨシ原に行く前は体力が続くか、コロナは?トラブルが起こるのではないか?などいろいろな心配もありました。手や顔は黒くなりました。しかし、自然の神秘の力と葦牙の神の声に耳を傾けて、自らの内なる声に従って、「仁」と「忠」を守って生きようと決めました。すると不安や心配をする必要が無くなりました。
多くの方々に助けられて17日間を過ごすことが出来ました。皆様に心からのお礼と感謝を申し上げます。
しかし、「篳篥用ヨシの再生」と「ヨシ原の再生」はまだ途に就いたにすぎません。油断はなりません。今後ともよろしくお願いいたします。
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[4] 寄付のお願い
「つる草抜き」の活動を続けていくための寄付をお願いしています。どうぞよろしくお願いいたします。
寄付振込先
●郵便局は
郵便振込用紙に「ヨシへ寄付」と記入頂き
[口座番号]00140‐5‐614032
[加入者名]雅楽協議会
●銀行は
三井住友銀行 田無支店
普通 4012320
雅楽協議会 鈴木治夫
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[5] 問合せ先・連絡先
メール gagakudayori@yahoo.co.jp
℡ 090-1538-1693 携帯に変更になっています。
雅楽協議会 http://gagaku-kyougikai.com
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室事務局 担当 鈴木治夫