『ヨシ原通信』No.46(2022年5月28日(土))

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『ヨシ原通信』No.46(2022年5月28日(土))
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室事務局(担当 鈴木治夫)

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[1] 「つる草抜きに参加して」大柳みのり
[2] サギとトンビ(?)
[3] 6月の予定
[4] 寄付のお願い
[5] 問合せ先

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[1] 「つる草抜きに参加して」大柳みのり

(大阪楽所代表理事の中川英男さんから「会員につる草抜きの感想文を書いてもらいました」とのことで、読ませていただくと、素敵な感想なので中川さんにお願いして、ご本人のご了解を頂きましたので掲載させていただきます。参加された皆さんはきっと同じような感想を持たれたのではないでしょうか。

参加された方々、それぞれにいろいろな感想を持たれたと思います。宜しければ感想などお寄せください。紙面の許す限り掲載させていただこうと思っています。)「つる草抜きに参加して」 大柳みのり

4月23日、鵜殿のヨシ原のつる草抜きのボランティアに参加した。上牧駅から徒歩でヨシ原に向かった。受付が済むと割り当てられた区画のつる草を抜く。広いヨシ原の中で篳篥用のヨシが取れるところはほんの一部とは聞いていたものの、自分の目で実際に見ると想像していた以上に狭い範囲だったことに驚いた。

今回は問題になっている「カナムグラ」「ヤブガラシ」に加え、「セイタカアワダチソウ」「オオブタクサ」も抜くことに。つる草達はまだ小さかったが他の雑草に混じり、ヨシのすぐ側の雑草に混じり、ヨシのすぐ側に隠れるように生えていて、既に巻き付いているものもあった。地下茎をなるべく掘り出したいのだがなかなか難しい。

ヨシは私の背丈以上に伸びており、密集しているところは、隙間に入るのがやっとで、手が届きにくい所につる草が生えていた。ヨシを踏まないように折らないように注意しながら、一本でも良質なものが取れるようにと奮闘した。この日は天気も良く一日中キジやウグイス、ヨシキリがすぐ側で鳴いていた。

上牧実行組合の木村さんが「植物がそこに生えるのには理由がある」とおっしゃられていたのが印象に残っている。人の手で手入れをする必要があるからこそ、つる草が生えて私達に知らせているのかもしれない。

これからも積極的につる草抜きに参加してヨシ原を守っていきたい。数年先も変わらず雅楽が演奏されていることを信じて。(了)

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4月23日のヨシ原 ヨシは背丈ほどに育っています。

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5月26日 11-Aです。
上の写真とほとんど同じ場所からの写真です。山の見え方が違っています。

1か月余りで背丈ほどだったヨシは、見上げるように伸びています。2m50㎝~3m近くになりました。

つる草は、毎年生えてきますので、来年も再来年も「つる草抜き」は続きます。今後ともよろしくお願いいたします。

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[2] サギとトンビ(?)

5月25日、ヨシ原全体を見て回りました。

その報告は後日にして、切り下げ地の中の池のようなところに行くとサギがじっと湖面を見て魚を狙っているのでしょうか。

遠くから望遠で撮影しました。野生のサギを写真に撮れるとは思っていませんでした。東京に野生のサギは飛んでいません。

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湖面に映るサギ。

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大空を飛んでいたのはトンビ(?)かな。

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篳篥用のヨシの育つ所は、オオヨシキリ、サギ、トンビなどなどの生活の場でもありました。

ヨシ原のたくさんの虫や小動物を食べて、鳥たちは生活している。その鳥たちの住み家・巣は、ヨシやオギの葉を上手く切り裂いて作っていました。

篳篥用のヨシは、そのような自然の中で育っていたのでした。

お互いが寄り添いながら生活している。何故このようになっているのか。自然の不思議ですね。命の神秘を感じます。

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[3]  6月の予定

6月は、9日(木) 10日(金) 11日(土)です。
(その後については、ヨシ原の様子をみて随時決めていきます。
ご協力をよろしくお願いいたします。
全て9時30分から4時です。
(受付場所は、ヨシ原の中です。堤防からは歩いて10分余りかかります)

ボランティアで参加頂ける方、ご連絡をお待ちしています。
(メール gagakudayori@yahoo.co.jp )

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[4] 寄付のお願い

「つる草抜き」の活動を続けていくための寄付をお願いしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

寄付振込先
●郵便局は
郵便振込用紙に「ヨシへ寄付」と記入頂き
[口座番号]00140‐5‐614032
[加入者名]雅楽協議会

●銀行は
三井住友銀行 田無支店
普通 4012320
雅楽協議会 鈴木治夫

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[5] 問合せ先・連絡先

メール gagakudayori@yahoo.co.jp
℡ 090-1538-1693 携帯に変更になっています。
雅楽協議会 http://gagaku-kyougikai.com

発行 雅楽協議会 ヨシ対策室事務局 担当 鈴木治夫

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