『ヨシ原通信』No.56(2022年6月30日(木))

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『ヨシ原通信』No.56(2022年6月30日(木))
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室事務局(担当 鈴木治夫)
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[1] 岡野玲子さんから

篳篥を吹く絵を
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「陰陽師 玉手匣」より(篳篥を吹く源博雅)
ⓒReiko Okano

 

 
[2] 「つる草抜きに参加して」
藤本貴大
[3] 『ヨシ原通信』バックナンバー
[4] 寄付のお願い
[5] 問合せ先

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[1] 岡野玲子さんから

篳篥を吹く絵を

『陰陽師』の作者である岡野玲子さんから篳篥用ヨシの再生への寄付を寄せていただくと同時に「キャラクターをお貸しすることなどはお手伝いできると思います。何かありましたらどうぞおっしゃつてくださいませ」と連絡をいただきました。早速に連絡させていただくと上記(目次の横に掲載)のキャラクターを送っていただき『ヨシ原通信』に無償で使用させていただけることとなりました。

今後この絵を目次の横に掲載したいと思っています。
岡野玲子さんは、篳篥用ヨシをとても心配しておられ、これからもなにかとご協力いただけるとのことです。
この絵は『陰陽師(おんみょうじ)玉手匣(たまてばこ)2』の表紙の絵で、雅楽の神様とも呼ばれた源博雅(みなもとのひろまさ)が篳篥を吹いているところです。

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[2] 「つる草抜きに参加して」 藤本貴大(大阪楽所)

☆(寄せていただいた「つる草抜き」の感想です)☆

5月24日、6月10日、鵜殿のヨシ原のつる草抜きのボランティアに参加した。堤防を上がると、淀川の川岸にはみどりが広がっており、ヨシ原の入り口まで行くと、自分の背丈よりもはるかに高いヨシが生い茂っていた。

ヨシ原の中に入っていくと、日常では見られない光景が広がっており、奥まで進むと方角も分からなくなる。遠くから見ると全てが「ヨシ」に見えていたのが「オギ」ばかり生えていたり、根元には様々な植物が生えていたり、「ウグイス」や「オオヨシキリ」等の野鳥の声が鳴り響いていた。つる草だけでなく、奥の方には自分の背丈ほどの「オオブタクサ」の葉が広がりヨシを押し倒していた。

半日だったが、なかなか達成感のある草抜きで、1本でも多くの篳篥用のヨシが採れることと、これからも雅楽が存続できることを願い、草抜きに没頭した。篳篥のリードの材料と「ヨシ」を育てていくだけでも、たくさんの方々が携わり、雅楽を支えているのだと感じた。これからもできる限り活動に参加し、雅楽をより多くの方に知ってもらい、演奏を聞きに来られた方に、雅楽の魅力を伝えられるような演奏ができるよう精進していきたい。

☆(大阪楽所の38回演奏会が7月2日(土)  国立文楽劇場(大阪)にて午後2時、午後6時 2回公演
3000円 詳細は下記 大阪楽所ホームページをご覧ください。)

https://osakagakuso.com/%E6%BC%94%E5%A5%8F%E4%BC%9A/

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5月24日のヨシ原

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オオヨシキリ

☆「つる草抜き」の感想などお待ちしています。

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[3] 『ヨシ原通信』バックナンバー

『ヨシ原通信』のバックナンバーは、下記より読むことが出来ます。
http://gagaku-kyougikai.com/?p=684

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[4] 寄付のお願い

「つる草抜き」の活動を続けていくための寄付をお願いしています。どうぞよろしくお願いいたします。
寄付振込先

●郵便局は
郵便振込用紙に「ヨシへ寄付」と記入頂き
[口座番号]00140‐5‐614032
[加入者名]雅楽協議会

●銀行は三井住友銀行 田無支店

普通 4012320
雅楽協議会 鈴木治夫

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[5] 問合せ先・連絡先

メール gagakudayori@yahoo.co.jp
℡ 090-1538-1693 携帯に変更になっています。
雅楽協議会 http://gagaku-kyougikai.com

発行 雅楽協議会 ヨシ対策室事務局 担当 鈴木治夫

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