『ヨシ原通信』No.124 2022年11月21日(月)

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『ヨシ原通信』No.124 2022年11月21日(月)
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室(担当 鈴木治夫)

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篳篥を吹く源博雅(『陰陽師 玉手匣 2』より)
ⓒReiko Okano
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[1] 上牧小学校 ヨシを学ぶ
[2]「ヨシ原を考えるシンポジュウム」
12月3日、4日 参加費無料
[3]「まとめの会」の配布資料など
[4]『ヨシ原通信』バックナンバー
[5] 寄付のお願い
[6] 問合せ先

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[1] 上牧小学校 ヨシを学ぶ

【上牧小学校 高田聖美校長より 学校でのヨシや篳篥の取り組みについての様子を写真を含めてご連絡を頂きました。小学校1年生から6年生までヨシについてのいろいろな取り組みが行われ、上牧小学校50周年で発表されました。発表から子供たちがいろいろな観点からヨシや篳篥について調べている様子が良く分かります。

「ヨシ原通信」117号(11月6日発行)で、五領小学校150周年(11月5日)でのヨシや篳篥の取り組みについて紹介させていただきました。子供たちがいろいろと調べたり、研究したりされています。この取り組みがいつまでも続けていけるように自然豊かで文化を育む上牧・鵜殿ヨシ原を守り育てていきたいと思います。

子供たちに貴重な自然や文化を伝えていくためにも来年も「つる草抜き」を継続します。
多くの皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。】

以下 上牧小学校高田清美校長より2022年11月19日に頂いたメールです。

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【略】
今日は、上牧小学校創立50周年記念行事として土曜参観を実施しました。
第1部と第2部に分け、第1部は、子どもたちは体育館で、保護者の方は、コロナ感染予防対策として、別室でリモートで様子を画面越しに見ていただきました。

校長、PTA会長の話に続き、1年生から順番に「上牧についての発表」をしました。1年生は「自然を使った工作遊び」ネーチャーたかつきさんに来ていただき11月10日に葦を掛け軸に見立て、子どもたちが拾ってきた紅葉した葉や木の実で額を作りました。その様子を掲示物と言葉で発表でした。

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2年生は、「うどのたんけん」と題し、上牧の鵜殿に住む動物を中心に大倉さんに教えていただき、学習した後、自分たちでも調べていった内容を発表しました。

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(2年生の発表 うどのたんけん)

3年生は、「上牧の水路とわたしたちのくらし」という内容で、木村さんや芳川さんに河川事務所とつないでいただき水路のことや排水のことについて学び見学したことをまとめて発表しました。

4年生は、「よしず作り」で上牧の鵜殿について調べ学習した後に、緑と脳の事務所の方や上牧実行組合の方の協力と指導を受けてミニよしずを作った時のことを発表しました。

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(4年生の発表 「よしず作り」)

5年生は、アトリエMAYさんに出前授業に来ていただき、葦がいろいろなものに生まれ変わること、葦を大切にしていく活動などを教えていただき、一緒に葦を使った消臭剤を作らせていただいたことをもとに発表しました。

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(5年生の発表 「葦をつかった消臭剤BOX」)

6年生は、今週学年閉鎖もあり、最後の準備ができませんでしたが、篳篥奏者の中村仁美さんに来ていただき篳篥のことや上牧の鵜殿の葦の貴重なことをお話と演奏とで学ばせていただいたことをきっかけに、篳篥についてさらに調べたことを発表しました。

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(6年生の発表 「ひちりき新聞」が掲示。篳篥の音階 篳篥の歴史なども書かれています)

第2部は、運動場に出て、淀川の堤防をバックに中村仁美さんの篳篥の演奏を生でたっぷり聞かせていただきました。保護者の方もたくさん集まってくださり、大きな拍手で演奏を盛り上げてくださいました。
50周年のこの学習をきっかけに子どもたちが、ますます上牧が大好きになってほしいな、上牧のことを誇りに思える子供に育ってほしいなと考えています。
学校ホームページにもそれぞれの学年の掲示や途中の学習の様子を載せています。
私自身も今回の学習を通じて鈴木様はじめたくさんの葦を大切に思い、また上牧の地と上牧の子どもたちの成長をたのしみにしてくださる方々と出会うことができて本当に幸せを感じています。

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[2] ヨシ原を考えるシンポジュウム

ヨシ原の「千年の歴史の終焉をどのように回避するのか、について考えを深め、意見交流をし、今後の動きにつなげてゆきたい」と下記の内容のシンポジュウムが開かれます。
多くの皆さんと共に考えていきたいと思います。是非ご参加ください。
会場は、京都西京区 国際日本文化研究センター 北口よりお入りください(車の方も)
電車の方は JR桂川駅、阪急桂駅よりバスがあります。
バス停やバスの時刻表は下記よりご覧ください。
https://drive.google.com/drive/folders/1AqnP_kcZ8p4bW6gRFOkkGXLl4xqR0IIO

【1日目】
12月3日(土)午後1時30分~ 参加費無料
会場 国際日本文化研究センター(京都市西京区)

ご挨拶:劉建輝(国際日本文化研究センター教授)
伊藤謙(大阪大学総合学術博物館講師・科研代表)
司会:深尾葉子(大阪大学人文学研究科教授)
発言者(敬称略)
〇鈴木治夫(雅楽協議会 上牧・鵜殿ヨシ原 全滅の危機に)
〇木村和男(上牧実行組合 上牧におけるヨシ原)
〇綾史郎(大阪工業大学名誉教授 淀川の河川改修の歴史と生態環境の変化)
〇田口圭介(TKK 自然観察会代表 ヨシ原の保全活動にかかわり47年)
〇三好龍孝(本澄寺住職 本澄寺の建立と神南備の森)

午後5時30分より 座談会・懇談会 会食有 有料(2千円)となります

【2日目】
12月4日(日) 午前10時~ 本澄寺(高槻市上牧町)にて 参加費無料

〇高田みちよ(高槻市自然博物館 主任学芸員 ヨシ原の今)
ヨシ原へ   午後 雅楽演奏
安満遺跡公園へ移動。午後3時より遺跡見学
午後4時より講演 北島宣「案満遺跡の稲作の歴史と渡来文化」
午後5時より会食 有料(3千円程度)

【問合せ・お申込み先】
参加申し込み等の連絡先 深尾研究室 fukaoken@outlook.jp(担当:谷俊作)
★可能な方は以下のグーグルフォームを使ってお申込みください。のちほど事務局からご連絡差し上げます。https://forms.gle/2jezoXB9Vx3iBgFj9

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下記アドレスよりチラシが読めます。
https://drive.google.com/drive/folders/1M4MpYYxGF_GAdzrpjayvbI6BEw6zO8YX

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[3]「まとめの会」の配布資料など

11月18日(金)の「まとめの会」に配布しました資料などは下記のアドレスから見ることが出来ます。
赤對一雄氏、綾史郎氏の原稿や「中間報告」の資料も読めます。

https://drive.google.com/drive/my-drive

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[4]『ヨシ原通信』バックナンバー

『ヨシ原通信』を拡散していただけるとありがたいです。
『ヨシ原通信』のバックナンバーは、下記より読むことが出来ます。
http://gagaku-kyougikai.com/?p=684

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[5] 寄付のお願い

「つる草抜き」の活動を続けていくための寄付をお願いしています。どうぞよろしくお願いいたします。
寄付振込先
●郵便局は
郵便振込用紙に「ヨシへ寄付」と記入頂き
[口座番号]00140‐5‐614032
[加入者名]雅楽協議会

●銀行は
三井住友銀行 田無支店
普通 4012320
雅楽協議会 鈴木治夫

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[6]  問合せ先・連絡先

メール gagakudayori@yahoo.co.jp
℡042-451-8898 ℡090-1538-1693
雅楽協議会 http://gagaku-kyougikai.com

発行 雅楽協議会 ヨシ対策室事務局 担当 鈴木治夫

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