―─◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆───
『ヨシ原通信』No.360 2025年8月28日(木)
─◆─◇◆◇◆◇◆◇─◆─
[1]「つる草抜き 手引き」を作成しました
[2]『雅楽だより』全て閲覧自由となりました。
[3]『篳篥用ヨシの再生へ』活動記録 冊子発行
[4] 篳篥の蘆舌用ヨシの購入について
[5] 寄付のお願い
[6]『ヨシ原通信』バックナンバー及び問合せ先
▼───────────────
[1]「篳篥用ヨシ再生への つる草抜き 手引き」(2025年夏)を作成しました。
2022年春より篳篥用ヨシ再生の為に「つる草抜き」(つる草などの除草)を行ってきています。地道な作業で当初は手探りの連続でした。植物や動物の生命力に強さに驚かれる日々でもありました。
「つる草抜き」は、頭で考えた中では気が付かないこともいろいろあり、実践しながら解決の糸口を見つけるようにしてきました。
この3年以上の経験の中で気が付いたことや具体的方法などを「篳篥用ヨシ再生への つる草抜き 手引き」としてまとめ、今後の参考の為に作成しました。
自然相手の作業ですので、ここに書いたことも不十分や間違っていることもあろうかと思います。その時々の環境や条件に合わせて変更されるのが良いでしょう。
目次を掲載します。
「篳篥用ヨシ再生の為の つる草抜き 手引き」(A4・全16頁)
1、雅楽の伝承(篳篥用ヨシ再生へ) p1
2、「つる草抜き」以外で検討した11の方法 p7
3、「つる草抜き」の具体的対応 p8
○つる草抜きへの 準備と対応 p8
○まとめ役(リーダー)の 主な仕事 p13」
長文ですのでここに張り付けられませんので全文をお読みいただける方は、お手数ですがこの『ヨシ原通信』に「手引きを送れ」と記しご返信ください。全文(pdf)を添付で送ります。もちろん無料です。
「つる草抜き」以外で「もっと良い方法はありませんか」と、今も時々聞かれます。しかし「2、「つる草抜き」以外で検討した11の方法」を読んでいただけると分かると思いますが「つる草抜き」よりさらに「良い方法」は考えられませんでした。もしさらに良い方法がありましたら具体的にお教えいただきたく思います。
篳篥用ヨシが全滅した2021年秋 上牧・鵜殿ヨシ原
「つる草抜き」によって再生されたヨシ
2023年(上の写真)、2024年(下の写真) 上牧・鵜殿ヨシ原
淀川に沿って約250m、奥行き約25mのヨシ原が再生。ヨシが再生されたことにより渡り鳥のオオヨシキリが巣をつくり子育てを営み、日没に合わせてのつばめの塒入り(ねぐらいり)は壮大です。
▼───────────────
[2]『雅楽だより』全て閲覧自由となりました。
2005年4月より発行しました『雅楽だより』は、創刊号より最終76号(2024年3月)まで自由に読むことが出来ます。
全て閲覧・ダウンロードは無料です。検索(人名検索・事項検索)もできます。
武蔵野楽器のホームページ 雅楽だより よりお入りください
https://musashino-gakki.com/gagakudayori/?sort
「つる草抜き」の取組については、68号(2022年1月)より76号(2024年3月)まで毎号掲載しています。是非お読みください。
▼───────────────
[3] つる草抜き 活動記録 『篳篥用ヨシの再生へ ~上牧・鵜殿ヨシ原~』冊子発行
鈴木治夫 著 発行:2024年3月 雅楽協議会 サイズ:A4 頁数:54頁
定価 1,100円(税込)
問合せ・購入 https://musashino-gakki.com/product/?p=100701
武蔵野楽器 ℡03-5902-7281 上記アドレスより申し込めます。
▼───────────────
[4] 篳篥の蘆舌用ヨシの購入について
「今年採取のヨシは、太くてきれいなヨシが採取された」と上牧実行組合の木村組合長さんが話されました。
「篳篥用ヨシの在庫は無くなりました」とのことです。
▼───────────────
[5] 寄付のお願い
「つる草抜き」の活動を続けていくための寄付をお願いしています。
寄付振込先
●郵便局は
郵便振込用紙に「ヨシへ寄付」と記入頂き
[口座番号]00140‐5‐614032 [加入者名]雅楽協議会
●銀行は
三井住友銀行 田無支店 普通 4012320 雅楽協議会 鈴木治夫
▼────────────────
[6]『ヨシ原通信』バックナンバー 及び 問合せ先・連絡先
http://gagaku-kyougikai.com/?p=4677
メール gagakudayori@yahoo.co.jp
℡ 090-1538-1693(鈴木)
雅楽協議会 http://gagaku-kyougikai.com/
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室 担当 鈴木治夫
篳篥を吹く源博雅
岡野玲子さんの御好意により使用させていただいています
(岡野玲子著『陰陽師 玉手匣 2』より)ⓒReiko Okano
▼────────────────