『ヨシ原通信』No.28(2022年4月21日(木))

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『ヨシ原通信』No.28(2022年4月21日(木))
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室事務局(担当 鈴木治夫)

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[1] アルバイト受付は終了しました。
[2] 今日(4月21日)のヨシ原
[3] 40年前にも「つる草を抜きヨシを再生」させる活動
[4] 寄付のお願い
[5] 問合せ先

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[1] ヨシ原のアルバイト申込は終了しました。

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[2] 今日(4月21日)のヨシ原

★今日、草抜きはお休み。昼過ぎから雨、ヨシ原に来てから本格的な雨は初めてです。

明日は曇り晴れとの予報です。つる草抜きは予定通り行います。

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★ヨシ原の中に数メートルで区切った調査区がいくつかあります。今日の午前中、NEXCO西日本の調査区で草抜きが行われていました。2日間にわたり十数か所の調査区のカナムグラなどの除草を4~5人の方で行うそうです。この調査は数年前から行われていて、除草のお話などしながらいろいろと教えていただきました。

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★午後はお世話になっている本澄寺の住職さんから、上牧の歴史を教えていただきました。卑弥呼、『古事記』、物部、春日神社、藤原、などなど昔から歴史を動かした人々が随所に登場し興味をそそるお話でした。上牧の歴史は奥が深い。篳篥に上牧のヨシを使用したのは奈良、京都、大阪から等距離だから使用したという単純な話ではなさそうです。

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[3] 40年前にも「つる草を抜きヨシを再生」させる活動

1979年~1984年、上牧・鵜殿ヨシ原を再生させるために、つる草(カナムグラ)などを抜く実験が行われていました。市民の方々が50名ほど参加され、一本一本ヨシに絡みつくつる草や雑草を抜き取っていました。6年続ける中で つる草に覆われた約5000㎡(100m×50mの面積)を、ヨシの原に復元されたという記録です。

まず驚くのが、40年前すでに「このまま放置すれば「鵜殿のヨシ原」がほとんど消滅するのは火を見るよりあきらかである。」

「何らかの対策を講じない限りこのままではヨシ群落が全滅してしまうことは確実であり、それは鵜殿の「自然」の消失である。」(昭和60(1985)年 高槻市発行『鵜殿のヨシ原」保全対策 調査研究報告書』p1 はじめに、及びあとがきp48 より)

40年前、年に4~5回 自然保護団体(高槻公害問題研究会)などと地元の方々がヨシ原のつる草(カナムグラ)などを抜いていったのです。

ヨシの劇的な回復を見せたようです。

下記の資料に詳細が書かれていますので、順次紹介させていただきたいと思っています。

参考にした資料は『「鵜殿のヨシ原」保全対策調査研究報告書‐都市における自然の再生- 昭和60年2月 高槻市』(発行 高槻市)

『自然観察会ニュース 鵜殿のヨシ原 特集号1 1981 高槻公害問題研究会』(発行 高槻公害問題研究会)

篳篥の蘆舌(リード)全滅の危機に 再生への道をさぐる-5 40年前つる草を抜き ヨシを再生 – YouTube

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[4] 寄付のお願い

「つる草抜き」の活動を続けていくための寄付をお願いしています。どうぞよろしくお願いいたします。

寄付振込先
●郵便局は
郵便振込用紙に「ヨシへ寄付」と記入頂き
[口座番号]00140‐5‐614032
[加入者名]雅楽協議会

●銀行は
三井住友銀行 田無支店
普通 4012320
雅楽協議会 鈴木治夫

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[5] 問合せ先・連絡先

メール gagakudayori@yahoo.co.jp
雅楽協議会 http://gagaku-kyougikai.com

発行 雅楽協議会 ヨシ対策室事務局 担当 鈴木治夫

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