◆─◆◇◆◇◆◇◆◇◆───
『ヨシ原通信』No.29(2022年4月22日(金))
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室事務局(担当 鈴木治夫)
──ー◆◇◆◇◆◇◆◇─◆─
[1] アルバイト受付は終了しました。
[2] 4月は明日23日(土)と24日(日)で終わりです。5月の予定は白紙。
[3] 今日(4月22日)のヨシ原
[4] 篳篥用のヨシは陸域のヨシ。水域のヨシとは別。
[5] 寄付のお願い
[6] 問合せ先
▼────────────────
[1] ヨシ原のアルバイト申込は終了しました。
▼────────────────
[2] 4月は明日23日(土)と24日(日)で終わりです。
5月の日程などは白紙。後日お知らせします。
4月の「つる草抜き」は多くの皆さまのご協力により順調に「つる草」のカナムグラやヤブガラシ、またオオブタクサそしてセイタカアワダチソウなどを除草することが出来てきています。4月は残すところ明日23日(土)と24日(日)を残すところとなりました。明日、明後日で出来る限りブタクサやセイタカアワダチソウを抜いていきたいと思っています。
多くの皆さまのご協力により、4月の「つる草抜き」の活動が順調に進んでいくことが出来ました。
ですので5月、6月のこれまで予定していました日程を一旦白紙とします。
今後の日程や方法などは、ヨシの成長の具合、つる草などの様子を見ながら、植物の専門家の方とも相談し、一番良い方法や日程などを検討していきたいと考えていきます。
皆様のご協力に感謝いたします。本当にありがとうございました。
こんごともよろしくお願いいたします。
(上写真 オオブタクサを抜いているところ)
(オオブタクサなどを抜き終わったところ。ヨシがすくすくと育っていけるのではと思います)
▼────────────────
[3] 今日(4月22日)のヨシ原
★昨日の雨でヨシ原の中の道路は水たまりが出来ましたが、ヨシ原の中に水たまりなどは全くなく、普通の靴で大丈夫でした。
★昼の休憩には、参加者からの質問と要望に応えて兼光さんが笙を持参しての演奏。「ヨシ原で令和初の笙の演奏」ですね。拍手が沸き起こりました。ヨシも耳を傾けてくれたと思います。
★ヨシ原より少し離れた大阪の四天王寺では今日は聖徳太子の千四百年の聖霊会(しょうりょうえ)が行われていました。この聖霊会の篳篥(ひちりき)のリードは、この上牧(かんまき)・鵜殿(うどの)ヨシ原のヨシが使われています。
大阪・四天王寺の聖霊会 演奏は天王寺楽所雅亮会(てんのうじがくそがりょうかい)
写真提供・中村仁美
今日の天王山と男山。草を抜いたところは気持ちが良いですね。
▼────────────────
[3] 篳篥用のヨシは陸域のヨシ。水域のヨシとは別。
「陸域のヨシ」という言葉は聞きなれないかと思いますが、「篳篥の蘆舌に使用するヨシ」は、ヨシの中でも、太くて肉厚もあり、稈(かん)の密度が高いものが求められています。このようなヨシは河川敷の中でも水に浸らない乾いた土地(導水路への通水により冠水することのない陸域の微高地)で生育したヨシの中にしかありません。
琵琶湖や河川敷に生育するヨシは、ほとんどは「水域のヨシ」で茎が細く、肉薄で稈の密度が低いので篳篥の蘆舌には適していないのです。
「陸域のヨシ」「水域のヨシ」については、以下を参考にしています。
・「蘆舌用葦材の物性Ⅰ ~葦の組織構造と伐採時の選別基準について~」
筑波大学 生命環境系 小幡谷英一
動画にまとめています。ご覧ください。
(前半はヨシ原焼きについてです。後半が「陸域のヨシ」などについて話しています。)
篳篥の蘆舌 全滅の危機に 再生への道をさぐる-9 「ヨシ原焼きを」の声 12,924筆 「必ず行う」とのこと 篳篥用は陸域のヨシ 水域のヨシとは別
▼────────────────
[4] 寄付のお願い
「つる草抜き」の活動を続けていくための寄付をお願いしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
寄付振込先
●郵便局は
郵便振込用紙に「ヨシへ寄付」と記入頂き
[口座番号]00140‐5‐614032
[加入者名]雅楽協議会
●銀行は
三井住友銀行 田無支店
普通 4012320
雅楽協議会 鈴木治夫
▼────────────────
[5] 問合せ先・連絡先
メール gagakudayori@yahoo.co.jp
℡ 090-1538-1693 携帯に変更になっています。
雅楽協議会 http://gagaku-kyougikai.com
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室事務局 担当 鈴木治夫