『ヨシ原通信』No.106 2022年10月19日(水)

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『ヨシ原通信』No.106 2022年10月19日(水)
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室事務局(担当 鈴木治夫)

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篳篥を吹く源博雅(『陰陽師 玉手匣 2』より)
ⓒReiko Okano
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[1] 昨日(10月18日)のヨシ原
[2] 「まとめの会」を開きます。
11月18日(金)午後1時30分 上牧公民館
[3] 雅楽の演奏会など
[4] 『ヨシ原通信』バックナンバー
[5] 寄付のお願い
[6] 問合せ先

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[1] 昨日(10月18日)のヨシ原

9月30日で「つる草抜き」を終えて、その後どのようになっているのか?
とても気になっていました。角南さんが写真を送ってくださいました。

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18-A辺りから上流(11-A)のヨシ原を見る 10月18日(写真 角南宏)

ヨシの穂が濃い茶色になっています。
葉はまだ青々としていますね。光合成をして栄養分を蓄えているからでしょうか。
たくさんの栄養を地下茎に送れると、来年も良いヨシが育ってくれるものと思います。

下記は、角南さんより
「つる草の葉は、まだまだ青々と元気そうですが、A・Bの区域内のつる草は、もうヨシを倒すはどの力は無いように思います。

全体的には、川側に傾くヨシは多いですが、毎日吹く風の方向が山側から川側に吹く影響なのでしょう。取り敢えず、9月末でつる草作業終了で良かったようには思います。」とコメントを寄せていただきました。

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10月18日 23-Aの辺り ここもヨシが伸びています。 (写真 角南宏)

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つる草の下には押し曲げられたヨシが痛々しい。(写真 角南宏)

つる草も賢いです。ヨシが育ってから追いかけるように伸びて、ヨシにからまり付いていきます。6月頃まではここら辺りもヨシが真っすぐに伸びていました。7月、8月になるとつる草が勢いを増し、つる草のツルも親指ほどに太くなり、幾重にもからまって、ヨシを曲げ、ヨシの上に覆いかぶさります。つる草は太陽の光を存分に浴びることが出来るので、さらにどんどん成長できますが、ヨシは太陽の光を全く受けられなくなります。ヨシは弱り、枯れていきます。

枯れたヨシは、地下茎に栄養分を貯めこむこともできず、翌年に芽を出そうとする力は弱くなってしまう。ヨシにとっては悪循環となりますね。

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[2] 「まとめの会」を開きます。

11月18日(金)午後1時30分 上牧公民館
「つる草抜き」初年の「まとめの会」を開きます。
来年の「つる草抜き」に向けて、良かった事、改善したほうが良い事、などなど情報を共有するとともに意見を出し合う会です。
多くの皆さまの参加をお待ちしています。

『上牧・鵜殿ヨシ原の篳篥用ヨシの再生に向けた取り組み 中間報告』(A4 20p)にまとめてあります。下記よりダウンロードするとどなたでも読むことが出来ます。
https://drive.google.com/drive/folders/1M4MpYYxGF_GAdzrpjayvbI6BEw6zO8YX

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[3] 雅楽の演奏会など

〇11月28日(月)午後6時半より 大阪 フェスティバルホールにて
雅楽公演会(秦性の舞~秦河勝と天王寺舞楽)があります。
指定4千円です。
宜しければ足をお運びください。問合せ℡06-6641-0084

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天王寺楽所 雅亮会 (tennojigakuso.org)

〇宮廷の響き 雅楽と琉球御座楽

11月12日(土)午後2時 全席指定 5千円 学生3千5百円
国立劇場小劇場(東京) 問合せ℡0570‐07‐9900
解説 日本・琉球の宮廷文化と芸能
令和4年11月雅楽公演「宮廷の響き 雅楽と琉球御座楽」 (jac.go.jp)

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[4] 『ヨシ原通信』バックナンバー

『ヨシ原通信』を拡散していただけるとありがたいです。
『ヨシ原通信』のバックナンバーは、下記より読むことが出来ます。
http://gagaku-kyougikai.com/?p=684

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[5] 寄付のお願い

「つる草抜き」の活動を続けていくための寄付をお願いしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
寄付振込先
●郵便局は
郵便振込用紙に「ヨシへ寄付」と記入頂き
[口座番号]00140‐5‐614032
[加入者名]雅楽協議会

●銀行は
三井住友銀行 田無支店
普通 4012320
雅楽協議会 鈴木治夫

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[6] 問合せ先・連絡先

メール gagakudayori@yahoo.co.jp
℡042-451-8898 ℡090-1538-1693
雅楽協議会 http://gagaku-kyougikai.com

発行 雅楽協議会 ヨシ対策室事務局 担当 鈴木治夫

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