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『ヨシ原通信』No.251 2023年9月22日(金)
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[1] 振り返り⓵
[2] ヨシの成長―⑧
[3] 篳篥の蘆舌用ヨシの購入について
[4]『ヨシ原通信』バックナンバー
[5] 問合せ先
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[1] 振り返りー⓵
今年(2022年)「つる草抜き」2年目を振り返ってみたいと思います。
参加された方それぞれに感想や意見があると思います。宜しければお聞かせください。来年以降の「つる草抜き」の参考にさせていただきたいと思います。
先ずは私が感じたことを、思いついた順に書いていこうと思います。
(備忘録の意味も含めて)
★昨年と比べての今年の違いの大きな点は、「つる草抜き」の範囲を拡大したことです。
その理由は、何点かあります。
⓵昨年(2022年)「つる草抜き」の範囲とはしなかった19、20、及び29のエリアに蘆舌用のヨシが多数生えていました。しかし、力量的にそのエリアまで「つる草抜き」をするのが無理でしたのでので、昨年は残念ながらカナムグラやヤブガラシの犠牲にせざるを得ませんでした。そこで今年(2023年)は、19.20.29のエリアも「つる草抜き」のエリアとして追加しました。
②葦牙の太さでヨシの太さがほぼ決まるということが分かりましたので、エリアの続きで葦牙の太いところは「つる草抜き」のエリアに含めても良いだろうとエリア30も追加しました。20から30までのBより奥のCエリアにも太いヨシが生えているのでその部分も追加しました。
③新上流エリアは、「今まで8、9、10のエリアは、蘆舌用の太い良いヨシが採取できていた所だったが、ヤブガラシ、セイタカアワダチソウに侵食されてきている。復活させられないか」と「つる草抜き」エリアに追加しました。
➃2022年の蘆舌用ヨシ(太さ約11㎜～12㎜)のヨシは、およそ2千本余り採取できましたが、篳篥奏者が必要とする本数には全く足りません。なるべく多くの本数の蘆舌用ヨシを採取するには「つる草抜き」エリアを拡大するほかないと思いいたりました。
「つる草抜き」エリアの拡大は、作業量の増加となり、寄付額の集まり具合とも関連するのですが、初年度のエリアを踏襲するのみでは、「篳篥用ヨシの全滅」「雅楽は途絶える」という大きな問題は何も解決しないと考え「つる草抜き」エリアを拡大しました。
昨年のエリアは、水色斜め線のある範囲です。斜め線の無い区域エリアは今年追加したエリアです。合計すると面積は昨年の約1.8倍、約7000㎡となります。
今年新たに「つる草抜き」のエリアとして追加した新上流エリア(8、9、10の辺り)です。 (2023.4.23)
(つづく)
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[2] ヨシの成長―⑧
9月13日のヨシの中がどのようになっているかを調べるために茎(稈)を裁断しました。
大地と接している稈は、空洞で中は白くきれいになっています。
2節目の下も空洞できれい、中は青みがかっています。
3節目の下も空洞できれいになっています。
4節目から8節目までの茎(稈)は空洞できれいでしたが、9節目の下を裁断しますと、中が少し詰まっていて、空洞が狭くなっています。なお狭くなっていたのはこの箇所と17節目の2か所のところだけでした。
16節目は、中は空洞できれいです。
20節目も空洞で中はきれいです。
23節目から穂が出ています。穂の長さは約47㎝。
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[3] 篳篥の蘆舌用ヨシの購入について
篳篥の蘆舌用のヨシは、昨年採取できた本数より多くのヨシを採取できるのではないかと推測しています。
そこで「つる草抜き」のエリアで成長した蘆舌用のヨシを購入希望の方は下記メールアドレスへ希望本数など必要事項をご連絡ください。
発送は早くても来年3月以降になるのではないかと思います。
連絡先・問合せ先 メールアドレス
kimura7633@gmail.com
(メール宛先 上牧実行組合 会長 木村和男氏)
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[4]『ヨシ原通信』バックナンバー
『ヨシ原通信』を拡散していただけるとありがたいです。
『ヨシ原通信』のバックナンバーは、下記より読むことが出来ます。
http://gagaku-kyougikai.com/?p=2139
これまでに配布しました資料などは下記のアドレスから見ることがます。
https://drive.google.com/drive/folders/1M4MpYYxGF_GAdzrpjayvbI6BEw6zO8YX
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[5] 問合せ先・連絡先
メール gagakudayori@yahoo.co.jp
℡042-451-8898 ℡090-1538-1693
雅楽協議会 http://gagaku-kyougikai.com
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室 担当 鈴木治夫
篳篥を吹く源博雅(『陰陽師 玉手匣 2』より)ⓒReiko Okano
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