『ヨシ原通信』No.252 2023年9月24日(日)

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『ヨシ原通信』No.252 2023年9月24日(日)
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[1] 振り返り―②
[2] ヨシの成長―⑧
[3] 篳篥の蘆舌用ヨシの購入について
[4]『ヨシ原通信』バックナンバー
[5] 問合せ先

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[1] 振り返りー②

★「つる草抜き」の方法 一列に並んで「つる草」を抜く

昨年は「つる草抜き」エリアに多くの人が入ると、「土を固めてしまい、ヨシの成長に悪影響を及ぼしかねない」ということで、一つのエリアにはなるべく少人数で入るようにしました。

しかし、様子を見てみますと、土の硬さや柔らかさを左右するのは、人が踏み固めてしまうということではなく、人が数回踏み固めたところでも、モグラやミミズなどの活動により土はフカフカの土に変えられていました。

一つのエリアに少人数ではいると、つる草の見落としや抜き忘れがあり、又ヨシが背丈以上に伸びると迷子のなる確率が高くなりました。

image001(写真 ヨシが背丈以上伸びたヨシ原の中。周り一面ヨシばかりで、方向が分からなくなります。2023.9.14)

ヨシが背丈以上に伸びた中でつる草を抜いていると、目印にするものは何もなく、方向が分からなくなり、ヨシが林立しているので真っすぐに進むこともできず、ロープの位置も見えず迷子になります。昨年は迷子になりそうになった人が数人でました。
そこで、一つのエリアに1m余りの間隔で横に並び、奥に進んでいくようにしました。これにより「つる草」の見落とし、抜き忘れが減り、迷子も無くなりました。

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(写真 横一列に並び、つる草を抜きながら奥に進んでいきます。2023.9.11)

横一列になり奥に進むと、つる草の見落としも減り、迷子もなくなります。
また、ロープにはエリアの番号と、川側の道路への矢印を記入、矢印の方向に歩くと川側道路に出る様にしました。(川と並行のロープは色違いのテープを使用しエリア番号を記しました)

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(写真 エリアを分けるロープに、テープを張りエリア番号と川側道路への方向を矢印で記しています。2023.7.2)

エリアの周りに通路を作る
エリアの周りに通路をつくり、エリア外からのつる草などの侵入を防ぐとともに「つる草抜き」もよりやり易くなりました。

今年は国交省淀川河川事務所により6月8日と9月2日の2回、草刈り機で外周と10と11の間に通路を作って行ってくださいました。ありがとうございます。来年もよろしくお願いいたします。

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(写真 河川事務所によるエリア外周の通路作り 23.6.8 写真提供 赤對一雄)

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(写真 エリア25辺りの山側通路 草刈り後 2023.6.17)

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(写真 エリア9の辺りの川側道路 刈取り後 2023.9.2 写真提供 赤對一雄)

◎2m以上の通路でも外側からつる草などがエリア内に侵入。

ヨシの草丈が4mを超えていきますと、風などでヨシが倒されると通路を超えてしまい、つる草などがエリア内に侵入してきます。
このような事を防ぐためにも通路幅はもう少し広い方がつる草などの侵入を防ぐことができそうです。

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(写真 風などでヨシが倒れ、通路を超えてつる草がエリア内に侵入

△昨年(2022年)は、上牧実行組合の木村さんが肩で担ぐ草刈り機で通路を作ってくださいました。今年の通路幅より狭くいエリア外から「つる草」が侵入してきます。

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(写真 去年(2022年)の山側通路。幅が狭くヨシが倒れ込むとつる草などがエリア内に侵入してくる。2022.6.8)

(つづく)

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[2] ヨシの成長―⑨

ヨシの成長は、棒が伸び出る様に土の中から出てくるとばかり思っていました。

下の写真は、ヨシ原焼き(3月12日)の12日後、3月24日、ヨシが芽を出してきたときの写真です。このヨシ(葦牙=あしかび)を見た時、アレ?なぜ焦げたところが分かれているのだろう?と思いました。他のヨシも皆このように焼け跡が2か所に分かれているのが多くありました。もちろん焼け跡の無いヨシもありました

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(写真 芽を出したヨシ(葦牙=あしかび)に焼け焦げが2か所。先端に焼け焦げは無い)

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(写真 焼け焦げのあるヨシと焼き焦げの無いヨシ。焼き焦げが出来たのは12日前、3月12日のヨシ原焼き以外に考えられない)

ヨシも土の中から棒が伸びる様に出てくるとするなら、ヨシ原焼きで焦げたところはヨシの先端でなければならず、それもつながっていないといけないのに、ヨシの先端は焦げていないばかりか、焦げたところは2か所に分かれているのです。その理由が分かりませんでした。

こんなおかしなことがあるのだろうかと不思議でした。
その理由が分かったのは、ヨシの断面を調べてからでした。

(つづく)

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[3] 篳篥の蘆舌用ヨシの購入について

篳篥の蘆舌用のヨシは、昨年採取できた本数より多くのヨシを採取できるのではないかと推測しています。
そこで「つる草抜き」のエリアで成長した蘆舌用のヨシを購入希望の方は下記メールアドレスへ希望本数など必要事項をご連絡ください。
発送は早くても来年3月以降になるのではないかと思います。

連絡先・問合せ先 メールアドレス
kimura7633@gmail.com
(メール宛先 上牧実行組合 会長 木村和男氏)

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[4]『ヨシ原通信』バックナンバー

『ヨシ原通信』を拡散していただけるとありがたいです。
『ヨシ原通信』のバックナンバーは、下記より読むことが出来ます。
http://gagaku-kyougikai.com/?p=2139

これまでに配布しました資料などは下記のアドレスから見ることがます。
https://drive.google.com/drive/folders/1M4MpYYxGF_GAdzrpjayvbI6BEw6zO8YX

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[5] 問合せ先・連絡先

メール gagakudayori@yahoo.co.jp
℡042-451-8898 ℡090-1538-1693
雅楽協議会 http://gagaku-kyougikai.com
発行 雅楽協議会 ヨシ対策室 担当 鈴木治夫

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篳篥を吹く源博雅(『陰陽師 玉手匣 2』より)ⓒReiko Okano

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